『ピエール・ボナール展』


昨日、国立新美術館の『ピエール・ボナール展』ヘ行って来た。
ボナールは私の1番好きな画家のひとりだ。開催されるのを楽しみに数ヶ月待って、いよいよ行って来たという訳だ。しかし、本当に残念なのだが、感想はイマイチであった・・・。画集やカレンダーで見られた、室内と室外が同時に描かれた、窓をモチーフにした作品が私は好きなのだが、それがほとんど無かった。ボナールと言えば、窓なのであるが。他にも愛妻マルトの、カラフルなバスルームに横たわった入浴の場面が有名だが、それが無くて、それに関する物が数点あるだけだった。よいと言えば、リーフレットにもなってる、「猫と女性 あるいは餌をねだる猫」である。あと題名は忘れたが、テーブルの上を描いた作品はよかった。意外なのは、スナップショットで、写真の展示もあって、珍しいが特にいいという訳ではない。無い無い尽くしで、今回の展示はあまり好きな作品が無かった。次に期待する。もう次は無い?かも。

ついでに『東山魁夷展』にも行ってみた。なんと、ボナールより混んでいる。特に好きな画家ではないが、「行く秋」がよかった。あと会場を薄暗くして、何点もの唐招提寺御影堂障壁画があったが、それもよかった。観る前より東山魁夷を見直す事になった。でも、やはり大好きという程ではない。
ボナール展はがっかりだったが、行ってわかった事なので、行って来てよかった。
人によって見方が違うので、私の感想に関係なく、ご自分の目で確かめて欲しい。充実してると思う人もいるかもしれない。

グルベローヴァ!

昨日、『エディタ・グルベローヴァ リサイタル』を聴きに行ってきた。
指揮は、ペーター・ヴァレントヴィッチ、演奏は東京フィルハーモニー交響楽団である。
オペラの序曲などをオーケストラが演奏するのと、エディタがアリアを歌うのと、交互にやって進んで行った。
圧倒的な声量。でも、優しく歌ったり、悲しそうに歌ったり、いろんな表情を表現出来る、流石世界のコロラトゥーラソプラノの第一人者である。女王と言われた。それは彼女の前半で、後半はベルカントの女王として、オペラ界の頂点に立った。
昨日歌った中で、「ベッリーニ:オペラ『テンダのベアトリーチェ』より最後のシーン」がよかった。東フィルが演奏するオペラの序曲もよかった。「オッフェンバック:オペラ・ブッファ『天国と地獄』」が面白かった。運動会で使われる曲である。
今回は、日本最後のリサイタル公演の中の一日であった。マチネだった。グルベローヴァは、前から聴きに行きたいと思っていたが、最後の滑り込みセーフで1度でも聴く事が出来てよかった。
1度でも聴くと、また聴きたいと思うが、もう最後なのである。寂しい。

記念展に参加。

「MDP GALLERY アートフェスタ〜株式会社ゼルス30周年記念展」に、参加させていただくことになった。
もしよろしければ、足をお運びください。

7月6日(金)〜7月13日(金)
11:00〜19:00 最終日は18:00まで
日・月・祝祭日休廊

http://mdpgallery.com