グルベローヴァ!

昨日、『エディタ・グルベローヴァ リサイタル』を聴きに行ってきた。
指揮は、ペーター・ヴァレントヴィッチ、演奏は東京フィルハーモニー交響楽団である。
オペラの序曲などをオーケストラが演奏するのと、エディタがアリアを歌うのと、交互にやって進んで行った。
圧倒的な声量。でも、優しく歌ったり、悲しそうに歌ったり、いろんな表情を表現出来る、流石世界のコロラトゥーラソプラノの第一人者である。女王と言われた。それは彼女の前半で、後半はベルカントの女王として、オペラ界の頂点に立った。
昨日歌った中で、「ベッリーニ:オペラ『テンダのベアトリーチェ』より最後のシーン」がよかった。東フィルが演奏するオペラの序曲もよかった。「オッフェンバック:オペラ・ブッファ『天国と地獄』」が面白かった。運動会で使われる曲である。
今回は、日本最後のリサイタル公演の中の一日であった。マチネだった。グルベローヴァは、前から聴きに行きたいと思っていたが、最後の滑り込みセーフで1度でも聴く事が出来てよかった。
1度でも聴くと、また聴きたいと思うが、もう最後なのである。寂しい。