「レ・ミゼラブル」帝国劇場

先日、東宝のミュージカル「レ・ミゼラブル」を観劇しに帝国劇場へ行ってきた。
少し前には映画で大評判だったが、わたしは演劇を観たかったので、その映画は観ていない。そのうちレンタルになったらウチで観ようと思っている。
大音響で始まった。オーケストラ・ピットがあり、生演奏だった。
歌もマイク(マイクを持って歌うわけじゃない)を上手く使ってはっきりと聞こえた。ジャン・バルジャンも、コゼットも、エポニーヌも、マリユスもみんな歌が上手でびっくりした。ファンティーヌの「夢やぶれて」もとてもよかった。エポニーヌも、ジャン・バルジャンの敵役の娘でマリユスに片思いで(マリユスはコゼットと結ばれる)、哀れなのだが、「on my own」の歌は素晴らしかった。声に特徴があって個性的だった。コゼットは上手いが声がいかにもお嬢さんという感じだった。
みんな無名だが、中にはメジャーデビューしたいひともいるだろう。わたしがお勧めするひとは、エポニーヌかな。でも、いつかテレビに出ることがあったとしても、わたしはテレビほとんど見ないし、名前がわからないので、気付くことはないだろう。
しかし、時間に余裕持って劇場に着くこともできたし、観劇中トイレに行きたくなるという困ったことにもならなかったし、休憩のとき食べたクレープもおいしかったし、心配していたことは何も起こらなくてよかった。
カーテンコールはみんなスタンディングオーベーション。2時間半のミュージカルは終わった。
泣いているひとはいなかった。
でも素晴らしかった。
それにしてもヴィクトル・ユーゴーの「ああ無情」、はしょってたなぁ。しょうがないけど。わたしは念のため本を先に読んだ。それも、中学生くらいの子が読むような簡単な上中下の3冊。ミュージカルを観ても、ストーリーがわからなくなったら困るから。読んでおいてよかった。読んでなかったら、何が何だかわからなくなっていたかもしれない。
また、面白そうなミュージカルや演劇があったら行きたいな。