映画三昧。

今月観たDVD。
星の王子ニューヨークへ行く』とても面白かった。笑えた。
クロコダイル・ダンディー』80年代ヒットした映画。今頃観るなんて遅すぎるが、とても面白かった。観た後、すがすがしい気分になる。ポール・ホーガンが純粋な心を持った主人公を上手く演じている。
クロコダイル・ダンディーⅡ』一作目が面白かったので観たのだが、がっかり。主人公が悪人たちをやっつけるだけで、どうせ勝つのはわかっているので、スリルがなかった。
プロヴァンスの贈り物』つまらない。ストーリーが読める単純な映画。ラッセル・クロウが演じてたので観てみただけ。うまく行き過ぎ。ひとつ面白かったのは、ラッセル・クロウの少年時代、「ベニスに死す」を読んでいて、彼のおじいさんに呼ばれたとき、「待って、最後まで読んじゃうから!」と言うと、おじいさんが「結末はお前が読んでる題名通りだよ!」というところ。なるほど、そうだよなーと、おかしかった。そこだけ。
西の魔女が死んだ』とてもくだらなかった。道徳的。
主人公中学生のマイがいじめで登校拒否になって、田舎のおばあさんに預けられるという話。思ったとおり癒されて学校へ行く気になるという陳腐さ。それに、そのおばあさんが外国人なのだ。なんで?日本人だっていいじゃん。魔女ということで、外国人のほうが雰囲気が出ていいからなのだろうが。マイはどう見てもクオーターには見えず、純日本人だ。マイが眠りについて朝明るくなってくるところまでずっとカメラまわすのだが、身動きひとつしない。不自然だ。普通、寝返りひとつくらい打つだろうに。あと、マイのところに父親がやってくるのだが、マイが学校について積極的な発言をしたとき、父親が「いいぞ、いい感じだぞ」とか言って、マイの肩を後ろから抱くのだが、気色悪かった。中学生にもなれば、日本の場合、父親にそんなことされたら気持ち悪いと思う。が、マイは喜んでいた。ああ、何もかも不自然だ。文句ばかり書いてしまった。
『小さいおうち』面白かった。ストーリーがよくできてると思った。ただ、ツマブキとかっていう俳優が演技が下手で、わざとらしい。戦争の歴史に詳しいと思ったら、闇のことは知らない。まあ、それは脚本家に言うべきことかもしれないが。声が大きすぎる。顔が濃すぎる。評価されてるらしいが、昔、三島由紀夫原作の『春の雪』も観て、ツマブキが出ていたが、どこがいいのだろうと不思議だった。もっといい若者はいないのか。松たか子黒木華吉岡秀隆倍賞千恵子など、メインの役者たちはとてもよかった。最後の方の倍賞千恵子の演技は、涙を誘う。お勧めだ。